「玄関ドアが古くて開け閉めが重くなってきた」「鍵が古くて防犯上が心配」「外観をきれいにしたいが、大掛かりな工事は避けたい」——築20〜40年の戸建て住宅に住む方から、玄関ドアのご相談をいただくことがあります。
玄関ドアの交換は「大きな工事になりそう」と思われがちですが、カバー工法を使えば工期は1日、しかも壁を壊さずに新しいドアに交換できます。外装リフォームの中でも特に費用対効果が高い工事のひとつです。この記事では、玄関ドア交換の方法・費用・選び方について解説します。
カバー工法とは?

カバー工法とは、既存のドア枠の上から新しいドア枠をかぶせて(カバーして)取り付ける工法です。壁を壊して枠ごと撤去する「フルリフォーム」と違い、解体工事が最小限で済むため、工期が1日程度、廃材も少なく、コストを大幅に抑えられます。
現在、玄関ドアメーカー(LIXILのリシェントシリーズ、YKK APのドアリモシリーズ等)がカバー工法専用の製品を豊富に揃えており、デザイン・断熱性能・防犯性の面でも従来の製品と遜色ない選択肢があります。
カバー工法が使えないケース
既存のドア枠が著しく腐食・変形している場合や、開口部のサイズが特殊な場合は、カバー工法が適用できないことがあります。現地確認の段階で判断しますので、まずご相談ください。
玄関ドア交換でできること
防犯性の向上
築20〜30年以上の住宅のドアは、ピッキングに弱いシリンダー錠(ディスクシリンダー・ピンシリンダー)が使われているケースが多くあります。現在の製品はディンプルキー(カギの溝が複雑な形状)が標準的で、ピッキング対策として有効です。また、ダブルロック(上下2か所の施錠)が標準装備されているモデルも多く、防犯性が大幅に向上します。
断熱・気密性の改善
古いアルミ製ドアは断熱性能が低く、冬に玄関が冷え込んだり、室内に冷気が入り込んだりする原因になります。現在の玄関ドアは樹脂断熱パネル・複層ガラス採用の製品が多く、断熱等性能等級4対応製品も選択肢にあります。茨城県の冬の冷え込みが気になる方には特に効果的な改善です。
開閉のしやすさ・バリアフリー対応
ドアの蝶番・戸車の劣化による「重い・引っかかる」という問題が、新しいドアへの交換で解消できます。引き戸タイプへの変更も可能なケースがあり、高齢者がいる家庭でのバリアフリー対応として有効です。
外観・見た目のリフレッシュ
玄関は家の顔です。築年数が経つとドア表面の塗装が剥がれたり、デザインが古くなったりしますが、交換によって外観をリフレッシュできます。木目調・シンプルモダン・和風格子など、豊富なデザインの中から選べます。
費用の目安(カバー工法・工事費込み)

- 片開きドア(標準サイズ):30万〜60万円程度
- 袖付き片開きドア(ドアの横に採光パネル付き):40万〜80万円程度
- 引き戸(引き違い・引き分け):50万〜90万円程度
費用はドアのメーカー・グレード・サイズ・採光部の有無によって変わります。電気錠・スマートロック対応モデルは製品代が上がります。足場が不要で1日完結のため、工賃の変動は少ない工事です。
使える補助金について
玄関ドアの断熱性能が一定の基準を満たす製品への交換は、国の補助事業「先進的窓リノベ事業」の対象になる場合があります。玄関ドアは「窓」として扱われ、製品の断熱グレードによって補助額が異なります。
参照:「先進的窓リノベ事業」公式サイト https://window-renovation.env.go.jp/
※補助事業の内容・申請条件は年度によって変わります。最新情報は公式サイトおよびご相談時にご確認ください。施工業者が補助金申請の登録事業者かどうかも確認が必要です。
玄関ドア交換の工事の流れ
- 現地確認・採寸:既存ドアのサイズ・開き方・枠の状態を確認
- 製品選定:デザイン・グレード・カラーの決定
- 製品発注・納期調整(製品によっては2〜4週間程度)
- 工事当日:既存ドア・枠の撤去または既存枠へのカバー設置・新ドア取り付け・動作確認
- 完了・鍵の引き渡し
工事時間は標準的なサイズの片開きドアで4〜6時間程度が目安です。工事中は玄関が使えなくなりますが、裏口や勝手口がある場合はそちらをご利用いただけます。
勝手口ドアの交換も同様に対応できます
玄関ドアと同様に、勝手口ドアもカバー工法での交換が可能です。勝手口は防犯上の弱点になりやすいため、鍵の性能が古い場合はあわせて交換のご検討をおすすめします。費用は玄関ドアより小規模になるケースが多く、15万〜35万円程度が目安です。
茨城県那珂市周辺で玄関ドアの交換をご検討なら

西連地建設では、昭和40年の創業以来、那珂市・常陸太田市・ひたちなか市周辺の戸建て住宅のリフォームに対応してきました。玄関ドア・勝手口ドアの交換はもちろん、防犯や断熱の観点からどの製品が合っているかをご提案します。「まず見てもらいたい」という段階からお気軽にどうぞ。

